QuickSightでカスタムビジュアルコンテンツが利用できるようになりました
いわさです。
QuickSightのビジュアルタイプでカスタムビジュアルコンテンツを選択することができるようになりました。
いままでのビジュアルタイプはデータの可視化を重視していたと思いますが、かなり方向性が違うアップデートですね。
早速試してみました。
外部コンテンツをURL指定することで閲覧者へ提供ができるようになった
ビジュアルタイプの最下部に「カスタムビジュアルコンテンツ」が追加されており、他のビジュアルと同様の追加方法で問題ありません。
ビジュアルの主なパラメータは以下です。
- URL
- 画像として表示するかどうか
URLを設定するとコンテンツがページのビジュアルエリアに埋め込まれます。
YouTube動画を埋め込んでみます。
DevelopersIOも埋め込んでみます。
分析で設定した後、ダッシュボードで確認してみました。
もちろん同じレイアウトで閲覧が可能です。
しかし、PDFエクスポートには失敗しました。(やはり)
ドキュメントではメールでのレポート送信にも対応していない旨の制限事項が記載されていました。
どんな仕様になっているのか
埋め込める値は HTTPS
のURLのみとなっています。
HTMLタグなどの埋め込みは出来ません。
また、エラーメッセージからすると HTTP
と MAILTO
も使えそうに見えますが使えません。
下の画像はHTTPのURLを設定したときのエラー内容です。
将来的にできるようになるかは不明ですが、ドキュメント上は HTTPS
のみと明記されているので、エラーメッセージが間違っていそうです。
Show as image
を有効にすると imageタグ
でコンテンツが生成されます。
無効の場合は iframe
で埋め込まれます。
なお、 imageタグ
に使えないコンテンツで Show as image
を有効化すると、ダッシュボードのコンテンツエリア上にエラーメッセージが表示されます。
まとめ
ビジュアルにあわせて、カスタムしたリンクなどをHTML要素として表示させることができるのかと想像していましたが、現状は image
と iframe
のみ対応されています。
ユースケースとしては動画コンテンツや入力フォームなどを埋め込むことを想定しているようです。
いずれにせよ iframe
での提供となるので、埋め込みコンテンツの用意はその前提で準備を行う必要がありそうです。
おもしろいダッシュボードの活用方法がありそうですが、思いつきませんでした。